初めての定期テストでやりがちな効果の薄い勉強法3選
中学1年生の皆さん、初めての定期テストに向けてどのように勉強していますか?以下の3つの勉強法は、効果が薄いため避けたほうが良いでしょう。
1.ただ何回も読むだけ
教科書やノートを何度も読むだけでは、内容を覚えるのは難しいです。
2.ただ書き写すだけのノートまとめ
努力が必要な作業なので勉強をした気になってしまう最も危険な勉強法。
3.教科書や問題集の太字に蛍光ペンでアンダーラインを引く
アンダーラインを引くだけで満足していませんか?
■効果的な勉強法
では、どのように勉強すれば良いのでしょうか?以下のステップを試してみましょう。
1.問題を解く
問題を解いてみましょう。わからなければ、すぐに答えを確認し、解説を見て理解します。
問題になっているところが重要なところ。どのように問題に出されるかを知ることが大切。
2.解説を見ても理解できないところは質問する
自分で理解できない部分は、先生や友達にさっさと聞きましょう。
*基本がわからない場合
基本の部分がわからない場合は、教科書を読んでから進めるか、塾などの先生に相談して何から手を付ければよいか聞くのが良いでしょう。
■効率的な復習法
学んだ内容を定着させるためには、復習が必要です。科学的根拠に基づいた効率の良い復習法として、アクティブリコールがあります。
アクティブリコールとは?
ただ思い出す、記憶から引き出す方法です。
類題を解いたり、もう一度同じ問題を解き直したりしましょう。問題をみて解き方を思い出すだけでも効果あり。
復習のタイミング
1日後⇒3日後⇒7日後と3回は復習したい
このタイミングで復習することで、記憶が定着しやすくなります。
■最終的な到達点
テストで高得点を取るためには、答えを理解し、説明できるようになることが重要です。
教科別例
・数学
解き方やよくある間違いを説明できるようにしましょう。
・英語
文法問題は、この問題が何を理解しているか確かめるものか考えられるようになることが大切です。
・理科や社会
例えば、「緑色植物が光のエネルギーを用いて、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)からデンプンなどの炭水化物を合成し、酸素(O2)を放出することを〇〇〇という。」という問題を解くだけでなく、「光合成とは?」と聞かれたら説明できるようにしましょう。
<まとめ>
このように、ただ暗記するのではなく、深く理解し、人に教えられるようになることが重要です。保護者の皆様も、この方法を参考にお子様の学習サポートをしてみてください。定期テストでの成績向上を目指して、効果的な勉強方法を実践しましょう。