来年に受験を控えた中2生へ!推薦入試はもう始まっている
推薦入試の一番重要なものは内申点、通知表の「5」段階評価です。中2の三学期、春休みでしっかり今までの復習をし中3の1学期期末テストに備えよう!1学期期末テストの評価はすでに入試の一部です!
クリップアカデミー鹿骨校では、推薦入試もしっかりフォロー
・自己PRや志望理由の文章構築
・面接プレゼンの構成、企画
・作文・小論文対策
など。
勉強が手につかないくらい迷って書けない自己PRカード。
自分自身の長所や学んできたことをじっくり考え、頭の中を棚卸するとてもいい機会です。
以下、この冬、校舎で行った作文対策の書き方ガイドです。実際に書く⇒添削⇒振り返る、と行動させることが重要です。
高校入試作文の書き方ガイド
高校入試作文は600字で、制限時間は50分。以下は作文の組み立て方から、書き方の要点までを指南します。
1. 組み立て方
制限時間を有効に活用するために、以下の割り振りを心がけましょう。
・20分:内容のまとめと整理
・20分:実際の文章執筆
・10分:見直し
初めに十分にまとめと整理を行わないと、結論のない文章や尻切れトンボになりやすいので注意が必要です。
2. 書く内容
与えられたテーマに沿って書くことは重要ですが、多少ずれてもかまいません。
結論を先に見つけ、はっきりと言い切ることがポイントです。
次に、以下の三つの段落に分けて考えると良いです。
①提示: なぜこのテーマで書くのか
②展開: 他の項目との比較検討など
③結論: だから、こう思う
展開する際には、理由や例を三つ考えるようにしましょう。二つだけでは足りない印象を与え、四つ以上あっても三つに絞るとよいでしょう。①~③の3つの文章が同じくらいの長さがベストだが、真ん中が長めになるのは仕方ないので、その時は、展開をいくつかの段落に分けても問題ないでしょう。
3. 書き方の要注意点
■制限字数:指定があればそれに従いつつ、80%~90%以上は書くように心がけましょう。
オーバーした場合は0点となるため、指定字数に最大限近づけることが望ましいです。
例:600字の80%~90%は480~540字
■題名、タイトル、名前:必要ありません。名前も別に書く欄があるでしょう。
■一つの文は短めに:3行(60字)を超えないようにし、文の乱れを防ぎましょう。
■漢字が解らなくなったら:言葉が出ても漢字が思い出せない場合は、他の言葉で表現しましょう。
最悪、平がなでもよいが、なるべく避けましょう。
■同じ言葉を繰り返さない:フレーズや単語の繰り返しは避け、文章を豊かにするために異なる表現を考えましょう。
例文: 同じ言葉を繰り返す場合
勉強は重要です。勉強を怠ると成績が下がります。勉強をしないといけません。
例文: 同じ言葉を繰り返さない場合
学習は不可欠です。勉強を怠ると成績が低下します。努力を怠らないようにしましょう。
■接続語に気をつける:接続語の適切な使用に注意し、乱用を避けましょう。
特に接続助詞「~(た)り」、「~(し)て」などは、使わないようにしましょう。
悪い例: 接続語の乱用
私は昨日、友達と映画を見に行きました。そして、とても面白かったです。しかし、映画が終わると、雨が降り始めました。そのため、急いで家に帰りました。そして、濡れてしまいました。
良い例: 適切な接続語の使用
私は昨日、友達と映画を見に行きました。映画はとても面白かったです。しかし、映画が終わると、雨が降り始めました。急いで家に帰り、濡れてしまいました。
■「、」(読点)に注意:読点の使い方にはルールがないが、文意が捉えやすく、曖昧さを避けるために工夫することが大切です。
4. 見直しと最終確認
必ず見直しを行い、文章全体が通じるように注意しましょう。見直しは段落ごとに行うと効果的です。
■見直しの注意点
①一つ一つの文の意味は伝わるが、全体として通じない:
・各文のつながりや論理的な流れを確認し、段落ごとのまとまりを検討する。
②内容に飛躍があり、途中が抜けている:
・各段落やアイディアの間に滑らかなつながりを確認し、必要ならば適切な説明を追加する。
③書きすぎてごちゃごちゃしている:
・不要な詳細を省くことで、文章を簡潔で読みやすくする。
④言葉が抜けている(特に主語、述語、中でも主語):
・各文で主語と述語がはっきりとし、文脈から明確な主題が把握できるようにする。誤解を避けるために必要な情報を追加する。
練習の際は、他の人にも読んでもらい、フィードバックを受けることでより良い文章に仕上げることができます。