「英語が理解できない生徒に足りない母国語の土台」

2023/10/23 鹿骨

現代において、英語教育がますます重要視されています。しかし、中学生の中には英語が苦手な生徒も少なくありません。

 

その理由の一つは、英語に触れる機会が少なかったからではなく、母国語である日本語の基本的なスキルが不足していることです。

 

 

実際、英語読解力に優れた生徒は、幼少期から英語に触れている生徒というよりも、母国語である日本語の力を充実させていることが共通点です。

 

このことから、英語を教える際には、まず母国語である国語に注意を払うべきだと考えています。

 

言葉の力不足、自己表現能力の不足、自身の言葉を英語に変換し理解するスキルの不足が問題です。

 

 

英語の基礎的な概念である主語、述語、修飾語、目的語、名詞、動詞、形容詞、副詞などの用語の意味を理解し、それらを日本語で区別する能力が不足しています。

 

例えば、次の文の主語、述語、目的語、修飾語を正確に特定できないことがあります。

 

・公園を走っている女の子は私の友達です

・私の父は食べることが大好きです

 

このため、英作文や並び替え問題、穴埋め問題に対応できないのです。もちろん、英語の語順や単語の知識も重要ですが、文法の理解が不足していることが、英語の理解に大きな障害となっています。

 

 

実は、小学校でしっかりと日本語を学び、中学から海外に行く子供の方が、幼少期から海外で過ごすよりも英語の読解力を速く向上させるデータもあるという驚くべき事実があります。

 

 

私たちのクリップアカデミーでは、国語教育を学校のテストにとらわれない形で提供しております。

 

興味を引き、実用的な言葉で会話し、語彙力を実際のコミュニケーションに活かす指導を大切にしています。

 

もし、お子様とのコミュニケーション機会が限られていると感じていたり、何かお手伝いできることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。