【誰でも実行できる】超短期目標のすすめ
中長期目標を達成することは、大人でもなかなか難しいことです。例えば、ダイエットや読書、運動、禁酒、禁煙などがありますが、子どもたちにとって最も重要な目標は、勉強の成績アップでしょう。
今回は、定期テストの点数目標を立てた生徒たちが、その目標を達成するための超短期目標についてお話しします。
「目標から逆算して、日々の計画を考える」とは言いますが、子どもたちにそんなことを求めても、できるはずがありません。我々ができることは、生徒たちがアスリートのように、日々取り組むためのサポートをすることです。
生徒たちは、「その日だけを考えて頑張る」ことがポイントです。このような生徒たちに向けて、以下に私が実践している超短期目標の立て方をご紹介します。
【超短期目標の立て方ポイント】
設定期間:今日、3日間、5日間、1週間の4択
ポイント:
- 開始するハードルを限りなく下げる
- より具体的にやる事を決めておく
- 必ず達成可能なものにする
- 幅を持たせる⇒例)ワークP.10できればP.12までなど
【具体例】
- 今日から3日間で、数学の学校のワークP.28『式を使った証明』を完ぺきに説明できるようにする。
- 今日から1週間だけ、毎日寝る前に5~10分英単語の勉強をする。
- 今日、元素記号を20~30分間暗記する。
やることが決まっていないときは、以下のような固定のタスクを決めておくと良いです。
- 今日の授業でやったことを家庭学習ノートに思い出しまとめる。
- 英単語10個。
- 英語の教科書のワンシーンを3回音読。
やる気が全くでないときは、「1分だけ教科書を音読」など、簡単なことでも良いので、必ず達成可能な内容にしてください。
あとは1日1日、「今日だけは!」という気持ちでやるだけです。
その日だけに全集中して、目標を達成することがポイント!
これを繰り返せばそれが積み重ねとなり力となます。
中長期目標も短期目標も結局は1日1日の積み重ねですから。
そして我々は、
日々生徒が短期的に行っている勉強が、テストや目標点へ向け、方向性、ペース、内容が正しいのかのチェックと、軌道修正のためのアドバイス
をしてあげればよいのです。
自分をコントロールできる人はよいですが、先の目標だけだと「まだいいか…」と思い、いつまでたっても始められない、先延ばしの連続になります。
とはいえ、長期や中期の目標を立てることは大切なことです!