小・中学校の授業参観のポイント

2019/10/16 鹿骨

鹿骨校舎の丹羽です。

今回は学校公開日にお子様の様子を見に行かれるお母さん、お父さんにお子様のどのような点に注目をすればよいのかの2つのポイントをご紹介します。

1.「先生の指示を聞いてからの行動に注目」

2.「板書や何かを書き写している時に注目」

1つ目のポイントの「先生の指示を聞いてからの行動に注目する」に関してですが、

①すぐに手を動かす

②ワンテンポ遅れる

③隣の人のまねをする

の点に注意して見てみてください。

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①は全く問題ありません。

②の場合は、集中力が途切れているか、指示の意味がわかっていない、指示はわかっても何をすればよいか考えつかないという可能性があります。

③の生徒は、中学以降の勉強に影響が出るほど危険だと理解してください。特に小学校3~5年くらいでこのようにしていると論理的な考え方が全く身につかず、中学校以降、学校の授業を理解することができなくなります。

 

2つ目のポイントである「板書や何かを書き写している時に注目」に関してです。

①黒板を文章単位で写しているか

②文字単位で写しているか

③画数ごとに写しているか

の点に注意して見てみてください。

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手元ではなく、首の動く回数を見てください。これが多ければ多いほど②または③の可能性が上がります。

人間は意味のない文字列は最大で7~8字までしか覚えられないので、動く回数が少ないということは文章として理解できていることを示します。

よって

①の場合は文章として理解しているので何の心配もいりません

②の場合は文字として書き写しているだけの生徒なので、文章を意味として把握できていない可能性があります。

③は学習障害を疑った方が良いレベルにあります。

 

 

どうしてこのポイントに注目するのか、どうしたらよいのかということにも少し触れておきます。

小学3年~5年の時期に考える習慣を付けることが非常に大切(個人差はありますが、小学1・2年ではまだ論理的思考力がない)であるということです。だから、先生の指示の後の行動を見ることが大切になります。

間違えを消しゴムで消さずに、なぜ間違えたのか根拠をもって自覚させ、適切に修正させることが必要です。これが論理的に考える訓練になります。よって、何も考えないで、人の行動のマネをすることだけは直さなければいけません。

そして、

書かれたものを文章としてしっかり理解し、人が言っていることを理解できるようになるためには語彙力をつけなければいけません

それは、大人との会話や、大人同士の会話を聞くことで育まれていきます。もちろん、読書も良い事です。

子どもたちが言葉を覚えるきっかけは、自分の気持ちを伝えたい、大人のように話したい、会話に加わりたいという気持ちだと言われています。だから、私たちが考えている以上に、大人たちの話に耳を傾けているのです。

しかし、今、大人たちの会話は電話よりもライン等のSNSになり、そしてスマホのアプリに費やす時間が増え、大人同士の会話を激減させています。それによって、子どもたちの会話を聞く時間も激減しているのです。

子どもの語彙力の低下は、便利になったことの代償かもしれませんね。