算数・数学閑話

2023/07/03 一之江
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【算数・数学閑話3】「掛け算九九」

多くの皆さんは、お子様が掛け算九九に問題点があるとは思っていらっしゃらないでしょう。「九九くらいはうちの子は大丈夫」 では、「積が24になる掛け算九九を答えなさい」と言われたときにすぐに九九が浮かぶでしょうか? 是非試してみてください。3×8、4×6、6×4、8×3の4つがすぐに言えればまずは安心。時間は10秒以内で。もし「サザンが○○」などのように九九をそのままつぶやいている場合には、まだ数への慣れができていないという証です。算数において計算(四則計算)は手段です。計算ができれば算数の何割かが習得できていると思うのは間違いなのです。前々回で述べたように、算数は計算によって、問題の解決を図る教科です。計算は「自転車に乗るが如くに」スラスラできることが大切なのです。小学校時代の計算力が、中学校以降の学習にも役立つのです。例えば「289の平方根は?」と問われたとき、289=17×17が浮かべば、すぐに±17と答えられますね。計算力をつけるには『慣れること』が一番です。市販の計算ドリルの活用でも構いません。毎日1ページずつでも始めてください。1年続ければとても大きな財産をお子様は手に入れることができます。是非、すぐに薦めてあげてください。次回も「掛け算」についてのお話です。11×11から19×19までの九九を暗算でするコツをお話しします。