中学生にもわかる!『どう変わる?これからの学校指導』
4月から新しく導入される中学校の新教科書は、中学校での授業に大きな変化をもたらすでしょう。
この変化は、みなさんの学びにどう影響するのでしょうか?一緒に考えてみましょう!
◆学校の英語の授業が変わる!
英語の授業はこれから大きく変わります。この変化は、みなさんがこれから必要になる新しい力を育てることを目指しています。
教科書に登場する単語が量、英文の量がともに減り、一方で、実際に使える英語を学ぶ機会が増えるようになるのです。
どんな変化?
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ライティングの強化:話す練習だけでなく、書く力も大切になっています。
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デジタル教材が増える:タブレットやパソコンを使った授業が増えてきます。
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「聴く」「話す」を重視:英語で考えたり、会話したりする力をもっと大切にします。
~生徒と保護者が考えておくこと~
テストでは、教科書に載っている内容は減り、自分の意見を英語でまとめる力が求められるようになります。
これにより、学校の英語の授業では文法や単語の暗記だけでなく、自分の考えを英語で表現する機会が増えていくでしょう。
英語がより日常的に使えるスキルとして重要視されるようになってきているのです。
◆数学はどう変わる?
数学の授業では、デジタル化が進みます。問題を解くだけでなく、みんなの考える力を育てることが重要視されていきます。
どんな変化?
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解き方の説明だけじゃない:自分で考えて答えを見つける力が求められます。
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ICTツールを活用:コンピューターやタブレットを使った授業が始まります。
~生徒と保護者が考えておくこと~
数学の授業では、問題を解くだけでなく「なぜこの解き方を選んだのか」を考える力が求められます。
また、一度解けなかった問題に再挑戦する時間を作ることで、自分の考え方を深めることができます。
とにかく、自分で考えて答えにたどり着き、その考え方を言語化し、伝えるスキルを養うための重要な場となるでしょう。
◆理科と社会も進化!
理科や社会の授業では、それぞれ異なるアプローチで考える力や問題解決能力を育てていきます。
どちらも、自分の考えをしっかりと言語化し、他者に伝えるスキルを養うための重要な場となるでしょう。
理科:
理科では、実験や観察を通じて、自分でデータを分析し、その結果を考察する力が求められるようになります。
これに加えて、自由な発想で自分の意見や結論をレポートにまとめる力も重要になります。
何を書くべきかを考え、自分なりの答えを導き出す訓練が増えるため、より主体的に学ぶ姿勢が必要とされるでしょう。
社会:
現代社会の問題について、自分の考えを深く掘り下げ、それを具体的な意見や提案として相手に伝える力が求められるようになります。
授業では、ニュースや時事問題を題材に、自分自身の視点を育て、論理的に相手に説明するトレーニングが増えていくでしょう。
また、これにより他者との意見交換や議論を通じて、多角的に物事を捉える力を磨くことが期待されています。