算数・数学閑話
2023/06/26
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【算数・数学閑話2】「足し算・引き算」
今回は足し算・引き算についてのお話です。
足し算・引き算は基本の基本ですよね。例えば、『A君は300円持っています。今お母さんから何円かおこずかいをもらったので、持っているお金は800円になりました。いくらもらったのでしょうか?』という問題の解答は誰でも求められますね。このとき①300+□=800から500と導くか、②800-300の式から導くか、どちらでしょうか? どちらでも構わないのです。但し、簡単な整数ならば①で答えが浮かびますね。でも、3/4+□=5/6のような場合には、足し算の式から直ちに答えを導くのは大変ですね。
大切なのは、どちらの考え方も正しいので、どちらも使えるようにしておくことが大切なのです。保護者の方、学校の先生の一部の方は、まず正解を求めることが大切と考えがちですね。小学生の簡単な問題文から、「求め方は一つではない」ということを学ぶことが大切なのです。考え方の“多様性”とでも呼びましょうか。是非、家庭でのアドバイスの際に参考にしてください。次回は、『掛け算』についてのお話をしたいと思います。